読み物 · 設定と資金

リピート売買の資金は、段の間隔で決まる

当サイトで稼働させているユーロ/ポンドのリピート売買EAは、価格が10pips上がるごとに1,000通貨を売り、10pips下がると決済する仕組みです。この設定の推奨資金は460万円です。資金が100万円の場合に、間隔を10pipsのままにしたときと、50pipsに広げたときを、2008年から2025年まで開始年を変えた18通りで比べました。10pipsのままでは、18通りのうち7通りが途中でロスカットになっています。

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動画の数字は、この記事と同じです。音声: VOICEVOX:ずんだもん

1. 間隔を変えずに資金だけ減らすと、途中で止まる年がある

開始年ごとの結果 · 各年の1月1日に開始して2026年8月まで · 1時間足のバックテストクリックで拡大
間隔と資金の組み合わせ5通りについて、2008年から2025年までの開始年18通りの結果を四角で並べた図。黒い四角は途中でロスカット、白い四角は2026年8月まで完走。10pips・100万円は2008年、2013年から2016年、2019年、2020年の開始が黒。10pips・160万円は2008年の開始だけが黒。50pips・100万円、30pips・160万円、10pips・460万円はすべて白
黒い四角は途中でロスカットになった開始年。間隔を広げた50pips・100万円と30pips・160万円は、18通りすべてが完走しました。

同じ100万円でも、間隔を広げた設定は最後まで動いたよ。

資金100万円・10pips間隔は、18通りのうち7通りが途中でロスカットになりました。止まったのは2008年12月、2016年10月、2020年3月で、どれもユーロ/ポンドが大きく上がった時期です。

完走した11通りは、大きな上昇が来る前に確定益が積み上がっていた開始年でした。2012年の開始は完走していますが、資産は途中で13万円まで減っています。同じ設定でも、始める時期しだいで結果が分かれたことになります。

同じ100万円でも、間隔を50pipsに広げると18通りすべてが完走しました。資産が最も減ったのは2008年の開始で、2008年12月に資金の24.8%まで下がっています。推奨資金460万円・10pips間隔も全て完走で、同じ時期に17.8%まで減りました。

2. 必要な資金は、段の数で決まる

段の間隔ごとの推奨資金 · 1段1,000通貨 · 売る範囲 0.77445〜0.98055 · 1ポンド209円で換算クリックで拡大
段の間隔ごとの推奨資金の棒グラフ。10pipsは190段で460万円、15pipsは137段で310万円、20pipsは103段で240万円、25pipsは82段で190万円、30pipsは68段で160万円、40pipsは51段で120万円、50pipsは41段で100万円
推奨資金は、10pips間隔の460万円から50pips間隔の100万円まで、段の数にほぼ比例して減ります。

推奨資金は、すべての段に売りが入ったまま、価格が過去最高値の少し上まで上がったときの含み損の額です。段の数が減れば、持つ売りの本数が減り、含み損も同じ割合で減ります。

EAが売る範囲は0.77445から0.98055までの2,061pipsです。50pips間隔なら41段で、推奨資金は100万円になります。10pips間隔は206段ぶんありますが、1口座の建玉の上限に合わせて190段にしています。

間隔は、EAの設定画面で数字を1つ変えるだけです。同じEAは、当サイト経由でXMTradingの口座を開設した方に無料でお渡ししています。資金に合わせて間隔を選ぶための設定表も一緒に入れています。

3. 間隔を広げても、年率はほぼ同じ

段の間隔ごとの年率 · それぞれの推奨資金で運用 · 利確10pips · 2009年1月〜2026年8月クリックで拡大
段の間隔ごとの年率の棒グラフ。10pips・460万円は4.9%、15pips・310万円は4.8%、20pips・240万円は4.7%、25pips・190万円は4.8%、30pips・160万円は4.7%、40pips・120万円は4.7%、50pips・100万円は4.6%
年率は、10pips間隔の4.9%から50pips間隔の4.6%まで、どの間隔でも5%弱でした。

年率は、10pips間隔が4.9%、50pips間隔が4.6%でした。2009年1月から2026年8月までの17.7年間を、それぞれの推奨資金で回した結果です。

変わるのは金額と回数です。年平均の損益は10pips間隔の34.3万円に対して、50pips間隔は6.9万円でした。決済の回数も年1,835回から年369回に減ります。

間隔ごとの比較 · 1段1,000通貨 · 利確10pips · 2009年1月〜2026年8月の1時間足
間隔推奨資金年率年平均の損益決済回数/年最大の含み損
10 pips460万円+4.9%+34.3万円1,835−300万円
15 pips310万円+4.8%+22.6万円1,209−200万円
20 pips240万円+4.7%+17.1万円917−149万円
25 pips190万円+4.8%+13.7万円735−120万円
30 pips160万円+4.7%+11.3万円603−99万円
40 pips120万円+4.7%+8.5万円455−75万円
50 pips100万円+4.6%+6.9万円369−59万円
色のついた行は当サイトで稼働させている設定。最大の含み損はどの間隔も2020年3月で、推奨資金の6割前後でした。

最大の含み損は、どの間隔でも2020年3月に出ていて、推奨資金の6割前後でした。間隔を広げると含み損の額は減りますが、資金に対する重さは変わりません。いまの建玉と含み損は稼働記録で、年ごとの途中経過はバックテストで公開しています。

4. 前提

  • 使ったのはDukascopyのBid 1時間足です。
  • ルールは当サイトで稼働させているEAと同じ売り側だけで、基準値0.77445より上を決めた間隔で売り、建値から10pips下がれば決済します。
  • 1段は1,000通貨、同時保有の上限は190本です。
  • スプレッドは1.9pips、スワップは売り1,000通貨あたり1日2.5円(2026年9月のXMTradingスタンダード口座の値)を全期間に当てています。
  • 円への換算は1ポンド209円、必要証拠金は1ユーロ179円・レバレッジ1,000倍で固定しました。
  • ロスカットは証拠金維持率が20%を下回った時点とし、その後は売買を再開していません。
  • 推奨資金は、全段に売りが入ったまま価格が0.98555(過去最高値の50pips上)に達したときの含み損を、10万円単位で切り上げた額です。
  • 開始年の比較は各年の1月1日に建玉ゼロから始めています。
  • 2004〜2007年の開始は、価格が基準値を超えた2008年まで売りが入らず2008年の開始と同じ結果になるため、数に入れていません。
  • 年率と表は2009年1月1日開始の1通りの値です。
  • 1時間足の中の経路は「始値に近い側の高値・安値を先に通る」近似で、1時間の中の細かい往復は拾えません。
  • 過去の値動きに当てはめた結果であり、将来の成績を示すものではありません。

最後まで読んでくれて、ありがとう。数字の出どころは、下のリンクから確かめられるよ。

この記事の数字はバックテストと稼働記録で確かめられます。同じEAは無料でプレゼントしています。
2026-09-18 公開
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毎日の記録を公開しているユーロ/ポンドのリピート売買EAと、同じ設定ファイルを、当サイト経由でXMTradingの口座を開設した方にお渡ししています。中身はここで動かしているものと同一です。受け取りは4つの手順で、申請は1分で終わります。

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