リピート売買の1段の数量を2倍にすると、何が変わるか
当サイトで稼働させているユーロ/ポンドのリピート売買EAは、10pips上がるごとに1,000通貨を売り、建値から10pips下がると決済します。この1段あたりの数量を100・2,000・3,000通貨に変えたらどうなるかを、2009年1月から2026年8月までの1時間足で比べました。年率は、どの数量でも4.9%でした。
1. 数量を2倍にすると、資金も損益も2倍になります
推奨資金は、1段1,000通貨の460万円に対して、2,000通貨なら920万円、3,000通貨なら1,380万円です。すべての段に売りが入ったときの含み損が、数量と同じ倍率で大きくなるためです。
1年あたりの平均の損益も、1,000通貨の34.3万円に対して、2,000通貨は68.5万円でした。数量を2倍にすると、1回の決済の利益も、含み損も、スワップも、スプレッドの負担も、すべて2倍になります。
2. 資金に対する割合で見ると、4つの設定は同じ線になります
推奨資金を100として資産を並べると、4つの数量の線はぴったり重なりました。年率は、100通貨でも3,000通貨でも4.9%です。
最大の含み損は、どの数量でも2020年3月に出ていて、推奨資金の65.3%でした。数量を増やしても減らしても、資金に対する重さは変わりません。
数量を変えても、資金に対する動き方は同じ線になるよ。
3. 変わるのは、1回の決済で確定する金額です
決済の回数は、どの数量でも1年あたり1,835回でした。売りが入る価格も決済される価格も、数量では変わらないからです。
変わるのは、1回ごとの金額だけです。10pipsの往復1回で、1,000通貨なら169円、100通貨なら17円が確定します。
| 1段の数量 | 推奨資金 | 年平均の損益 | 最大の含み損 |
|---|---|---|---|
| 100通貨 | 46万円 | +3.4万円 | −30万円 |
| 1,000通貨 | 460万円 | +34.3万円 | −300万円 |
| 2,000通貨 | 920万円 | +68.5万円 | −600万円 |
| 3,000通貨 | 1,380万円 | +102.8万円 | −901万円 |
100通貨は、XMTradingのマイクロ口座で取引できる数量です。資金が46万円でも、460万円の設定と同じ動き方になります。
数量は、EAの設定画面で数字を1つ変えるだけです。同じEAは、当サイト経由でXMTradingの口座を開設した方に無料でお渡ししています。いまの建玉と含み損は稼働記録で公開しています。
4. 資金が増えると最大レバレッジは下がりますが、結果は同じでした
| 有効証拠金 | 円での目安 | 最大レバレッジ |
|---|---|---|
| 4万ドルまで | 約634万円まで | 1,000倍 |
| 4万ドル超 | 約634万円超 | 500倍 |
| 8万ドル超 | 約1,267万円超 | 200倍 |
| 20万ドル超 | 約3,168万円超 | 100倍 |
XMTradingでは、有効証拠金が4万ドルを超えると最大レバレッジが下がります。1段2,000通貨の推奨資金920万円は500倍、3,000通貨の1,380万円は200倍の段階に入ります。
そこで、4つの数量すべてを、全期間レバレッジ100倍で計算し直しました。ロスカットは起きず、最終の資産も決済の回数も、1,000倍のときと1円も変わりませんでした。
必要な証拠金は、3,000通貨の売りを169本持ったときでも、100倍で約91万円です。100倍で計算した証拠金維持率は、いちばん下がった日でも2,207%で、ロスカットの20%とは大きく離れていました。
レバレッジが100倍になっても、この設定の結果は同じだったよ。
5. 前提
- 使ったのはDukascopyのBid 1時間足で、2009年1月1日から2026年8月30日までです。
- ルールは当サイトで稼働させているEAと同じ売り側だけで、基準値0.77445より上を10pips刻みで売り、建値から10pips下がれば決済します。
- 変えたのは1段の数量と資金だけです。資金は、1,000通貨の推奨資金460万円を数量と同じ倍率で増減しました。
- 同時保有の上限は190本です。どの数量でも、最も多く持ったのは169本でした。
- スプレッドは1.9pips、スワップは売り1,000通貨あたり1日2.5円(2026年9月のXMTradingスタンダード口座の値)を、数量に比例させて全期間に当てています。
- 円への換算は1ポンド209円、必要証拠金は1ユーロ179円で固定しました。
- ロスカットは証拠金維持率が20%を下回った時点としています。
- 証拠金維持率の最小は、1日ごとの記録から計算した値です。
- 1時間足の中の経路は「始値に近い側の高値・安値を先に通る」近似で、1時間の中の細かい往復は拾えません。1分足で数えた利確幅の記事では、同じ設定の年率は5.4%でした。
- 最大レバレッジの段階は、2026年9月25日時点のXMTradingの説明によります。
- 過去の値動きに当てはめた結果であり、将来の成績を示すものではありません。
最後まで読んでくれて、ありがとう。数字の出どころは、下のリンクから確かめられるよ。