リピート売買の利確幅を10pipsから50pipsに広げると、何が変わるか
当サイトで稼働させているユーロ/ポンドのリピート売買EAは、10pips上がるごとに売り、建値から10pips下がると決済します。この決済までの幅(利確幅)を20・30・50pipsに広げたらどうなるかを、2009年1月から2026年8月までの1分足で比べました。年率は、利確10pipsの5.4%に対して、50pipsでも5.9%でした。
1. 利確幅を5倍に広げても、年率はほとんど変わりません
ユーロ/ポンドの売りを10pipsごとに入れる設定のまま、利確幅だけを変えました。資金はどれも推奨資金の460万円です。
年率は、利確幅を広げるほど少しずつ上がりました。ただ、10pipsから50pipsに5倍に広げても、上がり方は5.4%から5.9%まででした。
最大の含み損は、どれも2020年3月に出ていました。額は利確10pipsで−306万円、50pipsで−314万円で、ほとんど同じです。
2. 年率の差は、ほとんどがスプレッドの差でした
確定した利益は、どの利確幅でも1年あたり44万円前後でした。利確幅を広げると1回の利益は大きくなりますが、そのぶん決済の回数が減るためです。
変わったのはスプレッドの負担です。1回の往復ごとに1.9pipsを払うので、回数が多い10pipsは年8.5万円、50pipsは年1.7万円でした。
利益の合計はほぼ同じ。差はスプレッドの払い方だったよ。
3. 決済の回数は、10pipsの5分の1になります
利確幅を広げていちばん大きく変わるのは、決済の回数です。1年あたり2,144回だった決済は、50pipsでは423回になりました。
当サイトは利確10pipsで稼働させています。決済がほぼ毎日起きるので、日報で仕組みの動きを毎日確かめられるからです。いまの建玉と決済の履歴は稼働記録にあります。
利確幅は、EAの設定画面で数字を1つ変えるだけです。同じEAは、当サイト経由でXMTradingの口座を開設した方に無料でお渡ししています。
4. ちなみに、1時間足で数えると差は1.0ポイントでした
| 利確幅 | 1分足の年率 | 1時間足の年率 | 見落とした決済 |
|---|---|---|---|
| 10 pips | +5.4% | +4.9% | 年309回 |
| 20 pips | +5.7% | +5.5% | 年51回 |
| 30 pips | +5.8% | +5.7% | 年20回 |
| 50 pips | +5.9% | +5.9% | 年8回 |
当サイトのバックテストと間隔と資金の記事は、1時間足で計算しています。1時間足で比べると、利確10pipsは4.9%、50pipsは5.9%で、差は1.0ポイントでした。
1時間足は、1時間の中で上がって下がる細かい往復を拾えません。利確幅が狭いほどこの往復が多いので、10pipsの年率が低めに出ていました。
1時間の中の小さな往復も、1分足ならちゃんと数えられるよ。
5. 前提
- 使ったのはDukascopyのBid 1分足で、2009年1月1日から2026年8月30日までです。
- ルールは当サイトで稼働させているEAと同じ売り側だけで、基準値0.77445より上を10pips刻みで売ります。
- 変えたのは利確幅だけです。10・20・30・50pipsの4通りを比べました。
- 1段は1,000通貨、同時保有の上限は190本、資金は460万円です。
- スプレッドは1.9pipsで、1回の往復ごとに差し引いています。図の「確定した利益」は、スプレッドを引く前の値です。
- スワップは売り1,000通貨あたり1日2.5円(2026年9月のXMTradingスタンダード口座の値)を全期間に当てています。
- 円への換算は1ポンド209円で固定しました。
- 1分足の中の経路は「始値に近い側の高値・安値を先に通る」近似です。
- 1時間足の比較は、同じ条件でDukascopyのBid 1時間足を使いました。
- 過去の値動きに当てはめた結果であり、将来の成績を示すものではありません。
最後まで読んでくれて、ありがとう。数字の出どころは、下のリンクから確かめられるよ。